朝の出航 鎌倉の漁師

朝の出航 鎌倉の漁師

撮影場所:由比ヶ浜(鎌倉)
撮影日:2009/2/1
アクセス:江ノ電「由比ヶ浜」駅より徒歩5分
地図:江ノ電ホームページ

冬の朝。

東の空に陽が差し始めると、今まで街の灯の彼方にシルエットを浮かべていた富士山が、西の空の下に冠雪した神々しい姿を現す。
夜の帳(とばり)が開け、空が朝色に変わり、砂浜には水辺へ船を出す漁師たちの掛け声と息遣いが響きわたる。
一日の始まり。

今まさに出航した漁船です。
鎌倉の漁業は、かつては盛んだったらしく、いわゆる伊勢海老も捕れたのだそうです。

伊勢海老と鎌倉海老は、江戸時代には海老の二大ブランドだったのですが、鎌倉海老がほとんど捕れなくなってしまったので、伊勢海老のブランドだけが残ったようですね。
今でも、わずかながら、由比ヶ浜で捕れるそうです。
そのかつての名残からか、揚げた海老を卵でとじたものをご飯にのせた「鎌倉丼」という丼物を出す飲食店もあります。
イメージとしては、カツ丼の肉のかわりに、海老を使ったようなもの。
ただ、「鎌倉丼」のレシピは店によって様々。大きな海老を使う店もあれば、小さな海老を使う店もあります。
写真は、親しくしていただいている鎌倉の会席料理やさんで、本来あるべき「鎌倉丼」をお願いして、再現してもらったものです(笑)。
鎌倉 峰本というお店ですが、こちらのお店では、通常、鎌倉丼はメニューにありません。)
鎌倉丼

今現在、鎌倉の海で水揚げされている魚介類は、イワシ、アジ、サザエ、サバ、カツオ、タコ、トビウオなど。
ワカメの養殖も行われているので、浜に行くと、独特の磯の香りがしてきます。

そして、鎌倉の名産品として知られるのがシラスで、1月〜3月の禁漁期間をのぞいて水揚げされています。
シラスは、鎌倉野菜と並ぶ、鎌倉を代表する食材になっていて、多くの飲食店で、シラスを使った料理が出されています。
ただし、生シラスは鮮度が重要。その日の水揚げ量によっては店に入らない日もあるので、その場合は、釜揚げシラスが代用されたりします。
生シラス、食べられなくても、がっかりしないように。