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禅の名庭
鎌倉時代以後、大陸より伝わった禅宗が権力者の庇護の下で興隆するに至り、平安時代の寝殿造りなどの貴族的な庭園とは趣を異にする、いわゆる禅宗様庭園が営まれるようになる。
京都に残る「禅の名庭」を訪ねる。
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[YL0801] 天龍寺 曹源池庭園
「禅の庭」を語る上で欠かせない存在が夢窓疎石(夢窓国師)。夢窓国師は、鎌倉時代後期から室町時代にかけて宗教・思想界をリードすると同時に、作庭家としても素晴らしいい才能を発揮し、多くの「禅の庭」を造った。
天龍寺曹源池庭園は、夢窓国師の晩年の代表作に数えられており、愛宕山、小倉山、亀山、嵐山等を借景とする美しい庭である。
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[YL0802] 龍安寺石庭
わずか75坪の空間に大小15個の石を配置しただけの簡素な庭。実際より広く見せるために周囲の壁が低く造られ、遠近法の技術を駆使して作庭されているため、その場に行ってみると改めてその狭さに驚く。
世界的に有名になったこの石庭は、造られた時代も作者も、何を表現しているのかも詳しいことは分からない。大海に浮かぶ島々、雲海に浮かぶ高峰の頂を表現しているという見方もあれば、禅の公案を具現したものであるともいわれる。
無駄なもの一切を省くことで、限りなく壮大なものを表現する作庭手法。この庭に何を見るかは、まさに見るものの心任せである。 |
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[YL0803] 大徳寺 東滴壺
洛北の大徳寺の塔頭寺院は優れた禅の庭の宝庫である。
特におすすめは、深山から流れ出た渓流が大河となって流れ行く様を砂と石組みだけで表した大仙院の石庭や、世界最小の石庭といわれる龍源院の「東滴壺(とうてきこ)」。
「東滴壺」は水面に落ちた水滴から広がる波紋を石と砂だけで表現しており、無限の空間的広がりを感じさせる格調高い庭である。 |
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[YL0804] 雪舟寺 鶴亀の庭
東福寺の塔頭の一つに、室町後期の画家・雪舟(せっしゅう)が庭を築造したとの伝承から、雪舟寺と呼ばれる寺がある。この庭の石組みの亀も雪舟の作と伝わるが、完成した日の夜、物音がするので覗いてみると這って動いていたという。 |
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[YL0805] 円通寺庭園
円通寺は、後水尾上皇が修学院離宮に移る前に住んだ「幡枝(はたえだ)離宮」の跡で、幡枝小御所、幡枝茶園とも呼ばれていた。
客殿前の枯山水庭園は、「借景庭園」の代表作の一つに数えられる。庭園に向って腰を下ろすと、柱と柱の間に生垣と樹木と比叡山がまるで一幅の絵のように融和して見える。比叡山が美しく見えるこの地を選ぶのに12年もの歳月を費やしたという。
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[YL0806] 東福寺 方丈南庭
東福寺 八相の庭
昭和13年重森三玲作庭。釈迦の八相成道(はっそうじょうどう)を表現し、「八相の庭」と命名されている。
方丈の東西南北に、それぞれ趣の異なる庭が配されており、鎌倉時代庭園の質実剛健な風格を基本としつつも、現代的なアート感覚を取り入れた実に興味深い庭である。
南庭は、枯山水庭園。
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[YL0807] 東福寺 方丈東庭
東庭は、円柱を用いて北斗七星を表している。
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[YL0808] 東福寺 方丈北庭
北庭は、「苔と敷石の市松」の庭。 |
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[YL0809] 東福寺 方丈西庭
西庭は、サツキの刈り込みで市松模様を表している。
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