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薬師寺
天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒のために発願し、藤原京に伽藍を建てたことに始まり、平城京への遷都に伴い、養老2(718)年に現在地に移転。
かつて壮麗な伽藍を備えたが、度重なる火災などで大半を失い、創建当初の建物は、「凍れる音楽」の愛称で親しまれる東塔のみ。昭和42年よりはじまった白鳳伽藍復興事業により、金堂をはじめ西塔などの建造物が現代に蘇った。
■薬師寺
近鉄線 西ノ京駅から
・徒歩3分。
■大池
近鉄線 西ノ京駅から
・徒歩15分。[地図]
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[NT1101] 大池より望む薬師寺
大池越しに見る薬師寺の伽藍。薬師寺撮影の定番スポット。
奈良時代に建造され、かつてアーネスト・フェノロサが、その美しさを「凍れる音楽」と讃えたという東塔と、昭和に再建された煌びやかな西塔。
西塔を再建するという話が持ち上がったときは、「折角風情のある東塔の横にけばけばしい塔を建てるなどとんでもない」というような反対論が随分あったという。しかし、再建から20年以上の時が経った今、西塔もすっかり、奈良の風景になくてはならないものになっている。 |
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[NT1102] 暮色の中で
やや引いて周囲の景色を写し込んでみる。夕暮れ時、水面にゆらめく塔の影が、なんとも言えず美しい。
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[NT1103] 薬師寺ライトアップ
夏から秋にかけて、奈良公園や薬師寺では、夜間ライトアップが行われる。
午後7時。ライトアップの灯が燈り、薬師寺の伽藍が幻想的に夜空に浮かび上がる。
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[NT1104] 金堂
この金堂に安置されているのが、名高い薬師如来像と脇侍の日光・月光の両菩薩像。岡倉天心は「薬師寺の薬師三尊像をまだ見てない人は幸せだ。始めて見た時の感動をこれから味わうことが出来るのだから」と語ったという。
中央の薬師如来像に関しては、和辻哲郎が名著『古寺巡礼』の中で、「雄大で豊麗な、柔らかさと強さとの抱擁しあった、円満そのもののような美しい姿」「すべての面と線とから滾々としてつきない美の泉を湧き出させているように思われる」と絶賛している。
和辻は、「本尊に比べると、脇立ちの日光・月光菩薩はやや劣っているように思われる」としているが、私は両脇侍の日光・月光菩薩もとても美しい、いやむしろ日光・月光のほうが美しいのではと思う。
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[NT1105] 凍れる音楽(東塔)
この塔を「凍れる音楽」と評したのは、明治時代にお雇い外国人として来日したアーネスト・フェノロサである。
一見すると屋根が6層になっているので六重の塔にも見えるが、実は三重の塔。各層の間につけられている小さめな屋根は「裳階(もこし)」と呼ばれる一種の飾りである。この裳階のお陰で、強弱が繰り返される一種の造形上のリズムが生まれ、類稀な律動美として結実している。
この独特のリズム感と、建造後千数百年の時間を経た寂びた質感と色合いの妙を、「凍れる音楽」と評したのだと思うが、実に上手い喩えをしたものである。
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[NT1106] 東塔と金堂
薬師寺の境内は、東塔・西塔と金堂を中心とする「白鳳伽藍」と、玄奘塔と大唐西域壁画殿のある「玄奘三蔵院伽藍」に大きく分かれている。
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