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大和の山々
『古事記』の日本武尊の歌「大和は国のまほろば たたなづく青垣 山こもれる 大和しうるはし」の通り、大和盆地は山に囲まれた「まほろば」である。東の青垣は、太古より聖なる山として信仰の対象とされてきた三輪山。西の青垣は、日の沈む先にある浄土への入口として崇められた二上山。
また、大和の象徴、大和三山(天香久山、耳成山、畝傍山)は、日本最古の歌集『万葉集』に数多く歌われている。
奈良を旅するのなら、万葉人の気持ちになって、これらの山々を眺めるのがいい。
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[NL0501] 二上山
駱駝のコブのようにも見える二上山(「にじょうざん」、古くは「ふたかみやま」)の雄岳(517m)と雌岳(474m)
。古の人々は、日の沈むこの山の向こうに西方浄土があると信じた。
麓には、中将姫伝説で有名な当麻寺があり、山上には、謀反の罪で刑死した大津皇子(おおつのみこ・天武天皇の子)が眠る。
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[NL0502] 畝傍山
大和三山(畝傍山・耳成山・天香久山)を眺めるなら、明日香の甘樫丘に登ってみるのがよい。西側に独特の山容の畝傍山が見え、その奥には二上山の雄岳と雌岳が見える。 |
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[NL0503] 耳成山と天香久山
甘樫丘から北面を眺めると、耳成山(写真左)と天香久山(写真右)を見ることができる。
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[NL0504] 天香久山
山というよりもなだらかな丘という感じの天香久山(「天香具山」と表記する場合もあり)。
この山を詠んだ歌で最も有名なのは、『万葉集』の持統天皇の歌であろう。
春過ぎて 夏来るらし 白袴の 衣乾したり 天の香具山
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[NL0505] 三輪山
太古の昔から信仰の対象となってきた三輪山。大和盆地の東に位置し、太陽や月の昇る山は特別な存在だったのであろう。
我が国最古の神社のひとつとされる大神神社(おおみわじんじゃ)は、三輪山自体を神体とするため、拝殿のみで本殿はない。なお、大神神社の摂社・狭井神社で許可を得れば、登山することも許されている。 |
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[NL0506] 西の彼方へ
二上山の彼方へ沈む夕日。 |
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