龍安寺の石庭

京都 龍安寺の石庭

撮影場所:龍安寺(京都)
撮影日:2008/9/14
アクセス:京福電車「龍安寺道」駅より徒歩7分
地図:龍安寺ホームページ

龍安寺の、おそらく"世界的に"有名な石庭です。
1975年に、英国のエリザベス女王が公式訪日された際に、この石庭を見学され、絶賛されたことが海外のマスコミに報道され、知名度が一気に上がりました。
そんなこともあり、この龍安寺の石庭を見学されている外国人観光客の方は、本当に多いですね。

この写真を撮影したとき、2人組の若い女性が、石庭を眺めながら座っていたので、どこから来たのか尋ねてみると、ウクライナからの旅行だそうです。
ウクライナというのは、旧ソ連の国。
私はロシア語は片言しか話せないので、それ以上、会話がはずむことはありませんでしたが。。。
日本と、それほどなじみ深くないと思われる国から来た人たちが、龍安寺の石庭を眺めているというのは、ちょっと不思議な感じがすると同時に、うれしく思いますね。

さて、この石庭についての解説は、あちこちのサイトに書いてありますから、ここで長々と書く必要はないと思いますが、一般には「虎の子渡しの庭」などと言われています。
一面に敷き詰められた白砂を水に見立て、親虎が子虎をかばいつつ渡河する様子を表現しているというわけです。
まあ、それも言われてみれば、という感じです。
茫洋たる海に浮かぶ島々という感じもしますし、心が渇いてしまっているときなど、ただの砂と岩にしか見えないときだってあるでしょう。

作庭者は不明。したがって作庭意図も明らかになっていませんから、もう、この庭に何を見るかは見る人任せということでいいのでしょう。

お寺で渡されるパンフレットにも、この石庭に関する説明らしい説明はなく、ただ、
「石の象(かたち)、石群、その集合、離散、遠近、起伏、禅的、哲学的に見る人の思想、信条によって多岐に解されている。」
とだけ書いてあります。
実にシンプルです。
これ以上、説明のしようがないのだと思います。

どこかの禅寺の弟子と老師の問答で、弟子が、
「この寺は、雪に覆われていることが多いように思いますが、どのような時に白く、どのような時に白くないのでしょう。」
と問うと、老師は一言、
「白いときは白く、白くないときは白くない。」
と返していました。

あるがまま。みえるがまま。
余計な先入観を入れず、余計な説明を加えようとせず、まずは、そのものと向き合ってみることからはじめることが、大切なのだと思います。

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