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京都の街には「へそ」がある?

「六角堂」境内にある京都の「へそ」

(写真:「六角堂」境内にある京都の「へそ」)

「六角堂」または「六角さん」の名前で知られる頂法寺(ちょうほうじ)は、聖徳太子が建立したお堂が発祥という、とても古い歴史を持つお寺。

華道の「池坊(いけのぼう)」の本拠としても知られ、「池坊」というのは、もともとは頂法寺の僧妨(僧の住居)の名前でした。

このお寺の境内にあるのが、京都の「へそ石」と呼ばれる石。直径約40cmほどの六角形の石で、中央に穴があり、周りに玉石が敷き詰められています。

形が"へそ"に似ているのはもちろん、この辺りが、京都の中心に位置したことなどから「へそ石」と呼ばれるようになったようです。

本来、平安京の中心といえば、朱雀大路(現在の千本通りとほぼ重なる)ですが、平安京は左京(東)は住みやすく、右京(西)は低湿地帯で住みづらかったため、どんどん居住地が東寄りになり、「六角堂」の付近が都の中心になっていったのです。

現代は、さらに郊外へと宅地が広がっていますから、おのずと物理的な街の中心は変化しているでしょうが、すぐそばを"現代の朱雀大路"とも言える「烏丸通り」が南北に走り、「御池通り」と「四条通り」という繁華街に挟まれた場所に位置する「六角堂」周辺は、今も京都の中心街です。

ちなみに、「京都のへそ」があるなら、他の都市にも"へそ"はありそうですよね。ちょっと調べてみました。

・日本のへそ
まず、我が国、日本のへそはどこでしょう? 兵庫県西脇市が「日本のへそ」と名乗りをあげているそうです。ずいぶん、西のほうだなと思いますが、沖縄も含めると、ここらへんが日本の中心になるようです。

また、群馬県渋川市も候補地になっています。沖縄を除く、北海道から九州で考えるなら、ちょうどこの辺りが中心になるみたいですね。また、古代に坂上田村麻呂が東征の折に定めたとの伝承がある「日本の臍石(へそいし)」というのがあるそうです。

・東京のへそ
杉並区の大宮八幡宮だそうです。「京都のへそ」ほど有名ではないですが。

・横浜のへそ
保土ケ谷区に横浜の真ん中であることから「保土ケ谷へそ公園」と名付けた公園があるようです。

ほかに、ちょっと意味合いは違いますが、人の体のパーツつながりでいくと「新宿の目」なんていうのも有名ですね。

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