落柿舎

落柿舎

撮影場所:落柿舎(京都)
撮影日:2010/11/21
アクセス:JR嵯峨嵐山駅より徒歩15分
阪急嵐山駅より徒歩約30分
市バス・京都バス 嵯峨小学校前より徒歩約10分
地図:落柿舎ホームページ

京都で秋の風情を楽しむなら、ちょっと郊外に出て、のどかな景色を楽しむのがいい。

もちろん、美山あたりまで行けば、それは素晴らしい山里の景色を楽しむことができるけれども、もっと手軽にということであれば、嵯峨野がおすすめです。

常寂光寺、二尊院、祇王寺などの古寺や、竹林の中の小道の散策を、ゆったりと時間をかけて楽しみたいところ。

風光明媚の別天地・嵯峨野にあって、特に秋の景色が似合うなとおもうのが、茅葺き屋根の「落柿舎」。芭蕉の門人の、俳人・向井去来(むかいきょらい)が結んだ庵の遺跡です。

周囲の田畑に秋桜(コスモス)が咲き、紅葉が次第に色づきはじめる季節、なんともいえない風情があります。

「落柿舎」という名前は、とてもユニークに感じますが、庭の柿の木に、たわわに生った柿の実を都の商人が買う約束をして帰ったが、その夜の風で、せっかくの柿の実がすべて地面に落ちてしまったことから、去来自身が名付けたといいます。

入口に、蓑(みの)と笠がかけてありますが、本来、これは主人が在庵している印。とっくの昔に死んでしまった去来が、今も庭の柿の木を見上げている姿が思い浮かぶようで、なんとも愉快です。