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はんなりの都・京都

京都という町を表現する言葉として、最もしっくりとくるのが、"はんなり"。落ち着いた華やかさを表現する京言葉。
延暦13(794)年の平安遷都以降、1000年以上にわたり日本の王朝政治・文化の中心であり続けた、京都ならではの落ち着きと華やかさが、この町には、今なお健在です。

平安時代、密教をはじめとする中国・唐王朝の文物の影響を受けた貞観文化にはじまり、遣唐使の廃止による国風文化、そして、末法思想の流行による浄土への憧れが生み出した様々な寺院建築や仏像の数々。
続く鎌倉・室町時代には、禅僧が生み出した五山文化、金閣寺に代表される煌びやかな北山文化、銀閣寺に代表されるしっとりとした東山文化と、異なるタイプの文化が花を咲かせました。
さらに、戦国時代以降は、次第に力を持った町衆による町衆文化、千利休が芸術へと昇華させた「茶の湯」、皇族・公家による桂離宮や修学院離宮の造営と、様々な身分の人々が文化の担い手となり、現代へとつながる日本人の美意識が確立されてきたのが京都。

文化的遺産を受け継ぎつつも、常に新しい物を生み出す「故きを温ねて新しきを知る」の精神。これこそが、京都がいつまでも"はんなり"であり続ける理由なのでしょう。

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紅葉の永観堂 京都を代表する紅葉の名所で、「紅葉の永観堂(もみじのえいかんどう)」として親しまれている「永観堂」は、正式には「禅林寺」というらしいですが、正式名称などは、おそらく誰も知らないのではないでしょうか。
毎年行われる、夜間の「紅葉ライトアップ」・・・続きを読む
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東滴壺(とうてきこ) 極小の宇宙 洛北の紫野(むらさきの)とよばれる地に、大徳寺という大きな禅寺があります。
このお寺は、説話に出てくる頓智(とんち)で有名な小僧「一休さん」のモデルにもなった、一休宗純(いっきゅうそうじゅん)が住持を務めた寺として知られて・・・続きを読む
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祇園祭の山鉾巡行 京都の夏の風物詩ともいえる祇園祭の起源は古く、貞観11(869)年に、現在の八坂神社で行われた疫病払いの祈祷にはじまったといいます。
祇園祭は、7月のほぼ一ヶ月を通して行われる長い祭り。そのクライマックスは、夜、駒形提灯に灯を入れて・・・続きを読む
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大原 宝泉院 大原と言えば、
きょぉとー おおはら さんぜんいん♪ (京都 大原 三千院) という歌のとおり、なんと言っても三千院が有名です。
それから、平清盛の娘で、安徳天皇の母となった建礼門院徳子(けんれいもんいんとくこ)が、晩年を・・・続きを読む
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祇園 白川の流れと桜 古都のしっとりとした風情を求めて京都を訪れた人は、まず、イメージと現実のギャップに驚くことになるでしょう。
いくら千年の都といっても、そこは人の住む街。
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嵯峨野 初秋の二尊院参道 京都の町中から嵐電(らんでん 京福電鉄)のミニ電車に乗って、終点の嵐山駅におり立つと、土産物屋ばかりで、なんだかありきたりな観光地だなと思うかもしれません。
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龍安寺の石庭 龍安寺の、おそらく"世界的に"有名な石庭です。
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そんなこともあり、この龍安寺の石庭を・・・続きを読む
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夜桜と高瀬舟 「高瀬舟は京都の高瀬川を上下する小舟である。」
森鴎外の『高瀬舟』の冒頭の一文が、高瀬舟とは何か、端的に表現しています。
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神泉苑 平安京の名残り 二条城の南に、神泉苑という緑に囲まれた池泉庭園があります。 神泉苑は、平安京の大内裏に隣接して造られた禁苑の名残り。 今でこそこぢんまりとしていますが、かつては池を中心に東西二町、南北四町という、広大な敷地を占める庭園でした。・・・続きを読む
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渡月橋 夏から秋への移ろい 9月中旬。ようやく暑さも峠を越え、夏の入道雲の空から秋空へと移ろいゆく季節。
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金閣寺 ゴールデン・パビリオン 以前、外国人の友人と京都について話していたときに、その友人が、 "I went to golden pavilion." (ゴールデン・パビリオンに行ってきたよ。) と言ったんですね。
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哲学の道 桜 「哲学の道」は、南禅寺や晩秋の紅葉で知られる永観堂の少し北に位置する若王子神社(にゃくおうじじんじゃ)前から、京都東山を代表する観光名所・銀閣寺まで、約2キロの散策路。
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常寂光寺 冬を前にした一瞬の煌めきをみせる古寺や、京都盆地を囲む山々。 紅葉シーズンは、やっぱり京都へ行きたくなります。 京都市街から、京福電車(嵐電)に揺られ、終点の「嵐山」で下車。洛西の紅葉の名所として有名な常寂光寺へ足を運んでみます。 古くより、紅葉の名所として知られる小倉山の・・・続きを読む