大池ごしに見る薬師寺

大池ごしに見る薬師寺

撮影場所:薬師寺(奈良 西の京)
撮影日:2007/9/21
アクセス:近鉄「西ノ京」駅下車すぐ
地図:薬師寺ホームページ

奈良を代表する寺院のひとつ、西の京の薬師寺。
特に、国宝に指定され、明治時代に、アメリカ人の東洋美術史家・フェノロサが「凍れる音楽」とたたえた東塔の美しさは、筆舌につくしがたいですね。
「凍れる音楽」の意味は、あえて説明する必要ないとは思いますが、屋根と屋根の間に裳階(もこし)と呼ばれる飾りをつけた東塔の外観は動きのある旋律のようであり、それでいて気品のある造形美が、まるで、美しい音楽をその場に瞬間的に凍らせてしまったようだ、というわけです。

東塔は、さすがに奈良時代の建物ということで、あちこち傷んでおり、2011年夏より8年がかりの解体修理工事に入りました。次にこの美しい姿を見ることができるのは、2018年の予定。

この東塔を含めた薬師寺の美しい伽藍(がらん)、もちろん近くで見るのもよいのですが、一番美しく見えるのは、薬師寺の近くにある大池の対岸からの眺めでしょう。

ここからは東塔、西塔、薬師堂がきれいに並んで見えますし、伽藍が大池の水面に映って、これがまたいいですね。
奈良では、毎年恒例の行事として、薬師寺も含め、あちこちで夜間ライトアップを行いますが、薬師寺のライトアップも、ここから、とてもきれいに見ることができます。

何事も、ちょっと距離を置いて眺めているのが、いいのでしょう。
トゲのある美人とか、外観は立派だけど中身はひどい会社とか。いろいろとね。