鬼の雪隠

鬼の雪隠

撮影場所:鬼の雪隠(奈良県明日香村)
撮影日:2008/2/9
アクセス:近鉄「飛鳥」駅徒歩10分
地図:春日野奈良観光

ナスカの地上絵や、イギリスのストーンヘンジなど、古代遺跡というのは不思議に満ちていますね。
誰が、いったい何のために、こんなものを造ったのか。
しかも、今のような工作機械などなかった時代にどうやって造ったのだろうと、謎は深まるばかりです。

日本の不思議な古代遺跡の宝庫といえば、奈良県明日香村。
もっとも有名なのは飛鳥のシンボル・石舞台古墳で、日本の古代史上、物部氏と権勢を二分した蘇我氏の頭領・蘇我馬子の墓ではないかといわれています。

ほかにも、飛鳥には、

「亀石」、「猿石」、「酒船石」、「二面石」

など大小様々な石造物があって、これらを見て歩くのも、飛鳥散策の楽しみ。

中でも、ユニークだと思うのが、「鬼の俎(まないた)」と「鬼の雪隠(せっちん)」。
「鬼の俎」は巨大な平べったい石、「鬼の雪隠」は石の中央部分が削り取られた不思議な形の石(写真)です。
ちなみに、「雪隠」というのはトイレのこと。

その昔、この辺り一帯は「霧ヶ峰」という、霧深い土地でした。
霧が濃くなると鬼が現れ、道に迷った旅人を捕まえて、俎で調理し、雪隠で用を足したのだとか。
なるほど、鬼がこの巨大なトイレにまたがって用を足している姿、想像できますね(笑)。

「鬼の俎」と「鬼の雪隠」は、数十メートル離れた場所にありますが、元は同じ遺跡(欽明天皇陵)の石室に使われていた石材だったのだろうと思われます。

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