石舞台古墳

石舞台古墳

撮影場所:石舞台古墳(奈良県明日香村)
撮影日:2006/4/30
アクセス:近鉄「飛鳥」駅から「赤かめバス」乗車
地図:国営飛鳥歴史公園

飛鳥の象徴・石舞台古墳。飛鳥観光に訪れた人は、まず足を運ぶ人気スポット。
巨石をいくつも組み上げたその様子は、確かに「舞台」に見えなくはないですが、私はむしろ仏様が横たわっている「涅槃図(ねはんず)」に近いような気がします。

写真をご覧になってみてください。右上の大きな石、人の顔が彫られた人面石に見えませんか?
もちろん、石舞台古墳は、お墓として造られたもので、舞台でも涅槃図でもなく、ただ、そのように見えるだけです。

これだけ大きなお墓ですから、この古墳の被葬者はもちろん当時の権力者です。
この場所には「嶋大臣(しまのおとど)」と呼ばれた蘇我馬子(うまこ)の邸宅があったことから、蘇我馬子の墓であるとの説が有力です。

蘇我氏は後に、乙巳の変(いっしのへん 大化の改新)で、馬子の孫の蘇我入鹿(いるか)が暗殺されたことでも分かるとおり、その専横ぶりが朝廷内で反感を買いました。
石舞台古墳は、元々は通常の古墳と同様、土で覆われていましたが、蘇我氏に対する恨みから、後に墓があばかれ、今のような玄室がむき出しの状態になったのだと考えられています。

使われている最大の石材は72トンもあるそうで、今から千数百年も前に、よくこれだけのものを造ったものだと、本当に感心します。

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